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からだの不思議
今からでもからだを大切にしたいとの思いで
森 正敬先生(ハンドルネーム:げのむ様)に
お願いし、「げのむトーク」を連載いたします。
NO12
げのむトーク 

犬や猫は草食べないのに、ビタミンCはどうなってるの?

娘: 今回は、ワン公やニャン子は野菜や草を食べないのに、
   ビタミンCはどうなっているの?という話だったよね。
   エスキモーの人たちと同じ理屈?

父: その前に、ちょっといい忘れたんだけど、ビタミンCは食品添加物の
   「抗酸化剤」としてよく用いられる。こんど、
   食品の成分表示をみてごらん。

★  犬や猫の話だけど、生肉食べなくても平気なことからも分かるように、
   エスキモーの人たちとはまったく違うんだ。実は、人間以外のほとんどの動物は、
   ビタミンCを体内で合成できるので、ビタミンとして摂る必要がないんだ!

娘: わー便利だね!ビタミンCが必要な動物は人間のほかにはなに?

父: ヒトを含む霊長類(サルの仲間)。それに、面白いんだが、
   ウサギとモルモット。以前にこんなことがあったな。
   研究室でラットとウサギを飼育していたのだが、
   ある時ウサギが全部病気になった。毛がバサバサになって、元気がない。
   調べてみたら、原因は餌にあった。ラットの餌もウサギの餌も
   同じ大きさの固形飼料でなので、うっかり間違って、
   ラット用の飼料をウサギにあげてしまったんだね。
   ラット用の餌にはビタミンCが入ってないので、
   ビタミンC欠乏症になったわけ。餌をウサギ用に戻したら、
   すぐ元気になったよ。

娘: へー面白いね! でも、
   なぜ動物によって、合成できたり出来なかったりするの?

父: 生物進化の話になるけど、サルの仲間があらわれる前は、
   われわれの先祖もビタミン
Cを合成していたらしい。ところが、
   サルが現れるころに合成する能力を失った。草を食べるようになったので、
   合成する必要がなくなったんだね。

娘: 面白い話だけど、そんなことがどうして分かるの?

父: ほとんどの動物は、ビタミンCを合成する酵素の遺伝子を持っている。
   ところが、ヒトのゲノムを調べてみると、ビタミンC合成酵素の
   遺伝子が見つかって大騒ぎになった。詳しく調べてみると、
   ヒトの遺伝子はところどころで壊れていて、働いていないことが分かった。
   動物の進化の途上で壊れた遺伝子が、われわれに残っているんだね。

娘: びっくりね。故障した自動車が放置されてるみたい。でも、
   いらなくなった遺伝子は切り出して捨ててしまうほうが
   すっきりすると思うけどーーーー。

父: ほんとだね。しかし、動物はそのような仕組みを持っていない。だから、
   ヒトのゲノムは要らなくなった遺伝子のゴミ(ジャンクという)を
   いっぱい抱え込んでいるんだ。

娘: 生物や遺伝子の進化って、ほんとに不思議ね。



この写真は数年前、芦屋田天満宮の庭で
行われた、お百度踏みの様子です。
今年は私のカメラが壊れ、
写すことが出来ませんでした。
彼岸の中日に芦屋田地区の全員が
村の天満宮様に健康を祈願して
お参りいたします。
森先生のからだの不思議トークを
読んでくださいました、東京のKさま
メールありがとうございます。
熊本シニアネットに参加して
シニアネットの皆さんから多くの
アドバイスを受けました、感謝いたします。
その中に崇城大学の森 正敬先生が
いらっしゃいまして、
シニアネットのMLにこのトーク集を
連載なさいますので、感動いたしました。
シニアネットのMLだけではもったいない、
是非、私のホームページUPさせて頂き
多くのお客様にも教えて
上げたいとの思いで、森 正敬先生に
無理なお願いを致しましたが、
先生は快く了解して頂き、
私のHPに「連載、げのむトーク」でUPを
始めました。からだの不思議を
分かりやすく、噛み砕いてお話くださいます。
まだ、沢山のトークをお話ししてくださいます、
皆様、ご期待下さい。