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からだの不思議
今からでもからだを大切にしたいとの思いで
森 正敬先生(ハンドルネーム:げのむ様)に
お願いし、「げのむトーク」を連載いたします。
NO16
げのむトーク 

高血圧はどれくらいこわい?−−数字のマジック


       実は、昨日友人Hから血圧の相談を受けました。
    参考になるかも知れないと思い、Hとの会話をちょっと編集?して紹介します。
    Gはげのむです。数値は話を分かりやすくするためにおよその値です。
    しばらく世間話をした後ーーー

 H: ちょっと血圧が高いんだけど、脳卒中の心配があるんだろう?

 G: 程度によるね。研究によっても異なるけど、一般に、上の血圧(収縮期血圧)が
    140−160だと、正常血圧にくらべて2倍くらい、160−180だと
    3倍くらい脳卒中のリスクが高くなるといわれている。

 H: 2−3倍というと、こわい数字だね。ということは、
    2−3倍死ぬ確率が高くなるわけ?

 G: それが問題だ(ハムレットみたいですね?!)。確かに、
    脳卒中で死ぬ確率は2−3
倍になるけど、脳卒中で亡くなる割合は、
    全死亡率の10%くらいだから、それを考える必要がある。

 H: ということは、血圧が高いと死亡率は1.1−1.2倍高くなる計算になるね。
    実際の人数にするとどれくらい?

 G: 脳卒中の1年の死亡率が1000人に1人くらいだから、
    高血圧だと2−3人になるね。全死亡率で考えると、1000人に
    10人くらい死亡するところが、高血圧だとその割合が
    1000人あたり11−12人に増えることになるな。

 H: 意外と少ないのにびっくりしたね! おかげで、ちょっと気が楽になったな。
    ところ
で、血圧が正常だと脳卒中を起こしにくいのは分かったけど、
    薬で血圧を下げたら脳卒中は起こりにくくなるかい?

 G: 医者泣かせの質問だね。大規模な研究が少なく(そういう研究は難しい)、
    経験的に効果がありそうだということで使われている。薬で下げた場合は、
    最初から低い場合とは少しは違うだろうな。
    もちろん、血圧がかなり高い場合は、薬で下げることが必要と思う。

       一方、日本人の食生活で、食塩が減って血圧が下がり、
    脳卒中が減ったことは間違いないので、生活習慣を改善して、
    できるだけ薬の世話にならないようにするのが大切と思う。
    薬は副作用もあるしね。

 H: 生活習慣か!バランスのよい食事を腹八分目、適当な運動、十分な睡眠、
    禁煙、アルコールは適度に、ストレスを避ける、だろう?

 G: そのとおり。僕自身も血圧はちょっと高いし、コレステロールも
    ときどきひっかかる
し、腹囲もややオーバーなのだけど、
    薬は飲まないようにして、ぼつぼつ、マイペースで生活習慣改善を
    やっている。また、注意しつつ、あまり気にしないようにしている。
    絶えず検査して、結果を気にしていたら、いわゆる検査病になって、
    ストレスたまって、血圧上がりそうだしね。

    というような感じでした。今回はたまたま高血圧でしたが、
    高脂血症などでも事情は同じです。ただ、このあたりの考え方は
    ドクターによっても違いますので、実際に高血圧などの人は、
    ドクターとよく相談してください。一般的に、薬だけ出して、
    生活習慣の指導をあまりしないドクターはバツですね。



山都町の資料館に有る
 とうみ(風を送って、イネなどの
実と葉などを分けるもの)
高血圧の話はよく聞く話ですが
文章にして頂くとなんか安心しますね。
昨日の婦人会のリーダー研修会でも
健康つくりは貴女が主役で
お話しされました。
しかし 耳で聞く事は流れるのですよね。
森先生のように記載して頂くのを
目で読んで頭に入れる、これが私には
一番頭に入るのです。
皆さんはどうですか?
バランスのよい食事を腹八分目、
適当な運動、十分な睡眠、禁煙、
アルコールは適度に、ストレスの無い
生活をすごしたいですね。