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からだの不思議
今からでもからだを大切にしたいとの思いで
森 正敬先生(ハンドルネーム:げのむ様)に
お願いし、「げのむトーク」を連載いたします。
NO3
げのむトーク(コレステロールと動脈硬化)
皆さんのコレステロールの値はどうですか?僕は数年前からLDLコレステロールの
値がちょっと高いのですが、この値は歳と共に少しづつ増えるのが普通であり、
基準値がちょっときびし過ぎると思いますので、ほとんど気にしていません。
生活習慣には気をつけています。

基準値をちょっとオーバーしたからと言って、すぐに”異常だあ・・・・・、
大変だー・・・・とは考えないでください。
基準値のあたりから、心臓病や脳梗塞などのリスクが少しづつ増えるぐらいに
考えるのがよいと思います。

さて、なぜコレステロールに”悪玉”と”善玉”があるのでしょうか?
コレステロールがどこから来るかと言うと、体内(主に肝臓)で
合成されるのが半分ちょっと、食事からくるのが半分弱です。

食事中のコレステロールはまず、肝臓に運ばれますので、
コレステロールの運搬は肝臓がスタートです。
コレステロールは血液に溶けませんので、たんぱく質にくるんだ形
(これをリポタンパク質と言います)で血中を運びます。

肝臓から肝臓以外の臓器へ運ぶ時は、LDL(低密度リポタンパク質)の
形で運びます。すなわち、LDLは「コレステロールの配送車」といえます。

LDLコレステロールが高いということは、運び過ぎを示しており、
末梢にコレステロールが蓄積することになります。
これが”悪玉”コレステロールといわれる理由です。

一方、HDL(高密度リポタンパク質)は、末消であまったコレステロールを
肝臓に戻す働きをしています。
すなわち、HDLは「コレステロールの回収車」ですね。
HDLコレステロールが高いということは、回収車がしっかり働いていることを
示しており、よい状態です。

逆に、HDLコレステロールが低いということは、
回収車がさぼっているわけで、末消にコレステロールが
たまって、動脈硬化を引き起こしやすくなります。
したがって、HDLコレステロールは高いほうがよいので”善玉”と呼ばれています。

”善玉”と”悪玉”分かっていただけましたか?

森 正敬先生 ありがとうございます。
先日、町で行われた健康診断の報告が
数日前届きました。
なんと私は”悪玉”の数値が高いではありませんか。
基準値より少し高くなっています。
先生のこの「トーク」を聞いていないならば、
ちょっとぐらいだからと見逃す所でした。
いつもであれば、
精密検査と言うことであれば出かけますけど
今回、 再検査が来ていますので行く事の
なかった病院へ出かけてみます。