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からだの不思議
今からでもからだを大切にしたいとの思いで
森 正敬先生(ハンドルネーム:げのむ様)に
お願いし、「げのむトーク」を連載いたします。
No31
げのむトーク 

鳥の尿はなぜ固体?

 父: 「アンモニア排出動物」と「尿素排出動物」に続いて、
    今日は「尿酸排出動物」の話をしよう。鳥の尿はどうなっている?

 娘: そういえば、鳥は液体の尿を出さないね。鳥は糞と尿を一緒に固体として出すのでしょう?
    よく観ると、緑がかった褐色の部分と、白い部分があるね。

 父: 暗緑色の部分が糞で、白色の部分が尿だ。白いのは「尿酸の結晶」なんだ。
    鳥類のように、余分の窒素を尿酸の形で捨てる動物を「尿酸排出動物」という。
    尿酸はほとんど水に溶けないので、固体として捨てることが出来る。
    鳥の排泄物の掃除をしたことはある?

 娘: うん。そういえば、白い部分は水をかけても溶けなくて苦労するわ。
    尿酸排出動物には、鳥類のほかにどんな動物があるの?

 父: 乾燥した場所に棲んでいる爬虫類、たとえばヘビやトカゲや、一部のカメ類があるな。
     無脊椎動物では昆虫類がそうだ。

 娘: どうして尿酸で捨てるの?

 父: 鳥類の場合は、尿は液体より固体の方が軽くて飛ぶのに都合がよいという考えもあるが、
     ヘビやトカゲは当てはまらないね。もっと大切なのは、
     胚発生(鳥類の場合は卵からヒナが生まれる)が行われる条件なんだ。
     鳥類などは硬い殻の卵(閉鎖卵)の中で胚が育つだろう。
     そのときに、アンモニアや尿素が出るとどうなると思う?

 娘: アンモニアは毒だから、ヒナは死んでしまうと思うな。尿素は無毒だからいいのでは?

 父: 尿素は少量では大丈夫だけど、大量だと濃度が高くなり、浸透圧が正常に保てなくなるんだ。
     さらに、高濃度の尿素はタンパク質を変性させて溶かす作用があるので、
     胚は溶けるかもしれないね。ところが、尿酸を捨てるとどうなる?

 娘: あっ 分かった! 尿酸はほとんど水に溶けないので、固体になって、
     ヒナに影響を与えないんでしょう?

 父: そのとおり。尿酸の結晶を卵のすみに捨てれば、胚は安泰というわけだ。
     尿酸がどれくらい水に溶けにくいかというと、1リットルの水に63mgしか溶けない。
     これに対して、尿素は1kgほど溶ける。実に1万倍以上だ。

 娘: 生物の仕組みはほんとに不思議で、よく出来ているね!

 父: 知れば知るほど不思議で、感動するね。
     さらに、窒素の捨て方は、動物の進化に伴ってダイナミックに変化したというドラマがあるのだ。
     この話は次回にしよう。

鳥類のように、余分の窒素を尿酸の形で捨てる
動物を「尿酸排出動物」と言うだそうですね。
尿酸はほとんど水に溶けないので、
固体として捨てることが出来る。
アンモニアは毒で尿素は無毒でしょう。
尿素は少量では大丈夫だけど、大量だと濃度が
高くなり、浸透圧が正常に保てなくなると言うことでしたね。
高濃度の尿素はタンパク質を変性させて溶かす
作用があるので、胚は溶けるかもしれないですね。
尿酸はほとんど水に溶けないので、固体になって、
ヒナに影響を与えないんですって、
尿酸の結晶を卵のすみに捨てれば、
胚は安泰というわけですね、鳥類と言うか、
生命の素晴らしさを感じますね。
尿酸がどれくらい水に溶けにくいかというと、
1リットルの水に63mgしか溶けないけれど、
尿素は1kgほど溶ける。実に1万倍以上ですって、
本当に、知れば知るほど命と言う物の
生命体の不思議で、感動する事ばかりですね。
我が町、山都町は紅葉の美しい所です。11月8日現在
鵜の子滝は2段、3段と連なる滝に紅葉した木々が
色を添えます、燕滝、鷹滝、鵜の子滝と言いますが
総称して鵜の子滝と呼ばれています。