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からだの不思議
今からでもからだを大切にしたいとの思いで
森 正敬先生(ハンドルネーム:げのむ様)に
お願いし、「げのむトーク」を連載いたします。
No32
げのむトーク 

痛風はどんな病気?

 娘: 鳥などが余った窒素を水に溶けにくい尿酸の固体として捨てるのはわかったけど、
     尿酸はどんな物質なの?

 父: 図を使わないで説明するのは難しいけど、「尿酸」は「プリン体」の一つだ。
     プリンは、炭素と窒素を含む環状分子で、プリン骨格を含む物質を「プリン体」という。

 娘: プリン体は尿酸のほかにどんな物質があるの?

 父: みんなの知ってるプリン体にはイノシン酸(調味料、かつお節のうまみ成分)や、
    コーヒーなどに入っているカフェインがある。
    プリン体は、核酸(DNAとRNA)や生物のエネルギー通貨である
    アデノシン三リン酸(ATP)に含まれている。実は、尿酸は核酸やATPなどが分解されて
    生じる「プリン体の分解産物」なのだ。

 娘: つまり、ヒトの場合は、窒素を捨てる目的ではなく、プリン体の分解産物として尿酸を捨てるわけね。
    核酸もATPも体にとってすごく大切だけど、その中に含まれるプリン体はどこから来るの?

 父: 一部は食物に含まれるプリン体が吸収されて利用されるが、大部分は体内で合成される。
     これらのプリン体は核酸やATPなどの合成に使われた後、やがて尿酸に分解されて尿中に捨てられる。
     ところが、尿酸は水に溶けにくいので、血中に蓄積すると「高尿酸血症」となり、ひいては「痛風」になる。

 娘: 痛風は関節や組織内に尿酸の結晶が沈着して、激しい痛みを繰り返す病気でしょう?

 父: そのとおり。痛みのほかに、手足の関節が腫れたり変形したりする。これらの目立った特徴のために、
    古くから関心が大きかった。すでに、ギリシャ時代に詳しい記載がある。
    痛風に悩まされた有名人も多いよ。古くはアレキサンダー大王、太陽王ルイ十四世、
    ルター、ニュートン、ゲーテ、ダーウィンなど、挙げるときりがないくらいだ。

 娘: そうなんだ! こんな偉い人たちも、じつは痛風で”痛い痛い”と苦しんでいたんだね!
     痛風について、もう少し詳しく知りたいな。

 父: では次回にしよう。



山都町の文化祭に写真を展示してみました
「尿酸」は「プリン体」の一つで炭素と窒素を
含む環状分子で、プリン骨格を含む物質を
「プリン体」というのだそうです。
イノシン酸(調味料、かつお節のうまみ成分)や、
コーヒーなどに入っているカフェインがあるそうです。
尿酸は核酸やATPなどが分解されて
生じる「プリン体の分解産物」なのだそうですね。
尿酸は水に溶けにくいので、血中に蓄積すると
「高尿酸血症」となり、ひいては「痛風」になる。
痛風は激しい痛みがあると言いますね。
ギリシャ時代に詳しい記載があるように
古くから関心が大きかった病気なんですね。
現在も、偉い人でもかかる、
贅沢病と言われていますね。