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からだの不思議
今からでもからだを大切にしたいとの思いで
森 正敬先生(ハンドルネーム:げのむ様)に
お願いし、「げのむトーク」を連載いたします。
No41
げのむトーク 

葉酸が欠乏すると貧血になる


 父: 今回は「葉酸」だ。
     葉酸は水溶性のビタミンB群の仲間で、「プトレイルグルタミン酸」ともよばれる。

 娘: 葉酸という名前からすると、野菜の葉に多く含まれるの?

 父: そういえるね。葉酸は、ある細菌の増殖に必要な因子として、ホウレンソウの葉から発見された。
    ホウレンソウの葉はラテン語でfoliumなので、folic acid (葉酸)という名前が付けられたのだ。

 娘: 分かりやすい名前ね。葉酸はどんな働きをするの?

 父: 葉酸は体内に吸収され、還元反応を受けて、活性型の「テトラヒドロ葉酸」となり、「補酵素」として働く。
    「テトラヒドロ」とは水素が4個ついた、という意味だ。

 娘: またまた補酵素ね! どんな代謝の酵素に働くの?

 父: 酵素反応の中には炭素を付加する反応があるが、活性化葉酸は「炭素の受け渡し」に働く。
     難しいところだから、分からなくても問題ないよ。

 娘: では、葉酸が欠乏するとどうなるの?

 父: 「悪性貧血」とよばれる貧血が起こる。血球を調べると、「巨赤芽球」とよばれる、
     異常に大きい赤血球の前駆細胞が見られる。ところで、「貧血」は知ってる?

 娘: 赤血球の数が減少する病気でしょう?

 父: 大体それでいいけど、正確には、ヘモグロビン(赤血球にあり、酸素を運搬するタンパク質)の
    濃度が低下する状態をいう。皮膚や粘膜が蒼白になり、酸素が足りなくなるので、
    心拍数が増加したり、息切れしたりする。

 娘: そうなんだ。ところで、”悪性”ということは治りにくいの?

 父: 原因が分かるまでは、治りにくいので”悪性”という名前が付けられたが、
     現在では葉酸の投与で治るので、悪性ではなくなったな。

 娘: では、悪性貧血といわれても、そんなに心配することはないのね。
     葉酸が欠乏すると、どうして貧血になるの?

 父: 活性葉酸は、とくに「核酸」(DNAとRNA )の合成に必要だ。
     赤血球は骨髄でどんどん産生されるが、そのために核酸の合成が必要であり、
     核酸合成が障害されると貧血になるというわけだ。

 娘: 理屈が分かると面白いね! 核酸合成に必要なビタミンは葉酸だけなの?

 父: するどい質問だ。実は、葉酸のほかに、「ビタミンB12」が必要だ。
     ビタミンB12は葉酸と共同して、赤血球を作るのに働く。ビタミンB12の話は次回にしよう。

 娘: 葉酸欠乏では、貧血のほかにどんな症状が出るの?

 父: 白血球の合成も障害されるので、免疫力が低下したり、消化管の働きが障害されたりする。
     妊娠中に不足すると、「神経管閉鎖障害」が起こり、死亡することもある。

 娘: 葉酸はどんな食品に多く含まれるの?

 父: 緑黄色野菜や果物に多く含まれるが、壊れやすいので、新鮮な野菜や果物がよい供給源だ。
     レバーにも多く含まれる。腸内細菌でも合成されるので、バランスのよい食事をしていれば、
    不足する心配はほとんどない。妊娠中は多めに摂ることが必要だが、
    サプリメントは避けるほうが安心だな。



ヤマジノ菊でしょうか、野菊としていつも
見ていました。「新聞の山で出会った花」の
覧に記載の写真が似ていましたので
アップしてみました。
今回は「葉酸」のお話ですね。
葉酸は、ある細菌の増殖に必要な因子として、
ホウレンソウの葉から発見されたそうです。
葉酸は体内に吸収され、還元反応を受けて、
活性型の「テトラヒドロ葉酸」となり、
「補酵素」として働くそうです。
活性化葉酸は「炭素の受け渡し」の役目ですね。   
活性葉酸は、とくに「核酸」(DNAとRNA )の
合成に必要だそうです、 赤血球は骨髄でどんどん
産生されるが、そのために核酸の合成が
必要であり、核酸合成が障害されると
貧血になるという事ですね。
白血球の合成も障害されるので、免疫力が
低下したり、消化管の働きが障害されたりするそうで
妊娠中に不足すると、「神経管閉鎖障害」が
起こり、死亡することもあるとか、怖いですね。
緑黄色野菜や果物に多く含まれるが、
壊れやすいので、新鮮な野菜や果物を摂取すると
いいようです、 レバーにも多く含まれるとの事。
腸内細菌でも合成されるので、バランスのよい
食事をしていれば、不足する心配は無いようですね。