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からだの不思議
今からでもからだを大切にしたいとの思いで
森 正敬先生(ハンドルネーム:げのむ様)に
お願いし、「げのむトーク」を連載いたします。
No44
げのむトーク 

ビタミンDは骨や歯の健康に大切


 父: ビタミンAに続いて、今回は「ビタミンD」だ。ビタミンDは脂溶性ビタミンの一つで、
    「カルシフェロール」ともよばれる。カルシフェロールという名前から推察されるように、
    「カルシウムの代謝」に重要で、健康な骨や歯を作る働きをする。「カルシウムビタミン」ともいえるな。

 娘: 骨は主にリン酸カルシウムで出来ていると思うけど、どのようにして作られるの?

 父: 骨は、正確には「ヒドロキシアパタイト」とよばれるリン酸カルシウム化合物と、
     コラーゲンタンパク質などから出来ている。骨を作るのは「骨形成」と呼ばれ、
     「骨芽細胞」とよばれる細胞によって行われる。骨形成はほんとに不思議で、
    骨芽細胞が細胞の外で、カルシウムとリン酸とコラーゲン(骨芽細胞が分泌する)などから
    骨を組み立てるんだ。ちょうど貝が外側に貝殻を作るのに似ているな。

 娘: ヒドロキシアパタイトというと、歯のインプラントなどに使われているね。
    骨はいったん作られると、そのまま一生使われるの?

 父: それは違うな。骨は絶えず壊されたり、新しく作られたりして、作り変えられている。
     これを骨の「リモデリング」とよぶ。
    骨を壊すほうは「骨吸収」と呼び、「破骨細胞」によって行われる。

 娘: それで、骨がどんどん成長できるのも理解できるね。では、ビタミンDはどのように働くの?

 父: ビタミンDはカルシウムの「腸管からの吸収を促進」したり、「腎臓での再吸収を促進」して
    カルシウムの排泄を抑える働きをする。その結果、血中のカルシウム濃度が高くなり、
    骨形成が促進される。つまり、骨や歯の健康を保つためには、
    カルシウムと共にビタミンDを十分摂ることが大切だ。

 娘: 骨を作ったり壊したりするのに、ホルモンが働くのでしょう?

 父: そのとおり。「副甲状腺ホルモン」と「カルシトニン」とよばれる二つのホルモンによって
    調節されているが、これについては次回にしよう。ところで、ビタミンDの欠乏症は知っている?

 娘: 「くる病」という、背中がまがったりする病気でしょう?

 父: ビタミンDが子供の時に欠乏すると「くる病」になり、大人で欠乏すると「骨軟化症」や
    「骨粗しょう症」になり、骨や歯がもろくなる。

 娘: 最近、女性の骨粗そう症が問題になっているね。ビタミンDはどんな食品に多く含まれるの?

 父: ちょっと複雑だけど、ビタミンDにはビタミンD2とビタミンD3があり、
    とくに大切なビタミンD3は動物性食品に含まれ、とくに魚類に多い。

 娘: ビタミンDは食物から取り入れるほかに、紫外線に当たると体内で合成されるのでしょう?

 父: そのとおりで、大切な点だ。体内には「デヒドロコレステロール」とよばれる
     ビタミンD3前駆物質「プロビタミンD3」があり、これに紫外線が当たると、ビタミンD3になる。
     したがって、ビタミンDはビタミンの定義(体内で合成されないという)に合わないが、
    太陽の光を浴びないと不足することがあるので、ビタミンの仲間に入っている。
    逆にいうと、適度に太陽の光を浴びていると、ビタミンDが欠乏する心配はほとんどない。

 娘: では、太陽の光はたくさん浴びるほうがいいの?

 父: プロビタミンD3からビタミンD3を作るには、わずかな紫外線で十分で、一定以上浴びても、
    それ以上は合成されないことが分かっている。一方、太陽の光を浴びすぎると、
    皮膚細胞のDNAが傷つき、皮膚がんになる危険がある。
    だから、過度の日光浴は避けるほうがよい。

(次回に続く)

ビタミンDは
脂溶性ビタミンの一つで、「カルシフェロール」と
もよばれる。「カルシウムの代謝」に重要で、
健康な骨や歯を作る働きをするようですね。
骨を作るのは「骨形成」と呼ばれ、
「骨芽細胞」とよばれる細胞によって行われる。
骨形成はほんとに不思議で、骨芽細胞が
細胞の外で、カルシウムとリン酸とコラーゲンなど
から骨を組み立てるのです。骨を作ったり壊したり
するのに、ホルモンが働くのですね。
「副甲状腺ホルモン」と「カルシトニン」とよばれる
二つのホルモンによって調節されている。
私にはだいぶん難しいのですが、ビタミンDには
ビタミンD2とビタミンD3があり,とくに大切な
ビタミンD3は動物性食品に含まれ、
とくに魚類に多いそうです。
ビタミンDが子供の時に欠乏すると「くる病」になり、
大人で欠乏すると「骨軟化症」や「骨粗しょう症」に
なり、骨や歯がもろくなる。ビタミンD3前駆物質
「プロビタミンD3」があり、これに紫外線が当たると、
ビタミンD3になる。適度に太陽の光を浴びていると、
ビタミンDが欠乏する心配はほとんどないそうです。
分かるようでとても難しく感じたビタミンD でしたが
私の骨もスカスカの様で、現在、お薬を飲んでいます
ビタミンDの重要性を再認識したNo44ページでした。