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からだの不思議
今からでもからだを大切にしたいとの思いで
森 正敬先生(ハンドルネーム:げのむ様)に
お願いし、「げのむトーク」を連載いたします。
No46
げのむトーク 

骨粗しょう症(1)


 父: ビタミンDとカルシウムの話に続いて、「骨粗しょう症」の話をしよう。
    骨粗しょう症は、簡単に言うと、骨の量が減って弱くなり、骨折しやすくなる病気だ。
    ところで、「骨」がなにからできているか、覚えている?

 娘: 主に、「ヒドロキシアパタイト」とよばれる「リン酸カルシウム化合物」と、「コラーゲン」でしょう?

 父: よく覚えているね! では骨の働きは知っている?

 娘: 筋肉と共同して、「姿勢」を保ったり、「運動」したりすること。

 父: そのとおり。そのほかにもあるよ。脳や肺などの臓器を保護したり、
    骨髄では赤血球や白血球を作っている(「造血」とよばれる)。もう一つ大切な働きは、
    「カルシウム(とリン)の貯蔵庫」としての働きだ。この働きが骨粗しょう症と関係しているのだ。

 娘: 骨は「カルシウムのプール」というわけね。ということは、骨の形成と分解が問題になりそうね。

 父: 前回出てきた、骨の「リモデリング(再構築)」だね。復習しておこう。
     骨を作るのは「骨形成」と呼ばれ、「骨芽細胞」が行う。一方、
     骨を壊すのは「骨吸収」と呼ばれ、「破骨細胞」が行う。つまり、骨の量は
     「骨形成と骨吸収のバランス」で決まり、このバランスこそが大切なのだ。

 娘: では、そのバランスが崩れるとどうなるの?

 父: 血液中のカルシウムが十分あると骨形成が盛んになり、骨量が増える。しかし、
     作り過ぎないような調節があるので、骨が増えすぎる心配はほとんどない。一方、
     血液中のカルシウムが不足すると、血液中のカルシウムを維持するために骨を溶かすので、
     骨量が減って(スカスカになる)、骨粗しょう症になる。こちらが問題だね。

 娘: 骨はカルシウムの貯金みたいね。カルシウムの貯金がどんどん減ると、
     骨粗しょう症になるという感じかな?

 父: よい例えだね! 骨を作るのに、原料のカルシウムをとることが必要だが、それに加えて、
     カルシウムの吸収を助ける「ビタミンD」をとることが必要なことは、前回話したね。

 娘: ビタミンDは、食物からとるほかに、太陽の光を浴びても出来ることも覚えたよ。
    ところで、骨を作ったり壊したりするのに、ビタミンDのほかに、
    二つのホルモンが働いているのでしょう?(45回)。

 父: 大変難しい話になるが、そのとおり。「副甲状腺ホルモン」と「カルシトニン」とよばれるホルモンだ。
     血液中のカルシウムが減少すると、副甲状腺ホルモンが分泌され、破骨細胞を活性化して
     骨を溶かし、血液中のカルシウムを上げるように働く。一方、血液中のカルシウムが上がると、
     カルシトニンが分泌され、破骨細胞の働きを抑え、その結果として骨を作る方向に働く。
     ちなみに、「活性化ビタミンD」はホルモンに加えることもあるので、
     骨のリモデリングには三つのホルモンが働いていることになる。

 娘: 難しいけど、すごい仕組みね。副甲状腺ホルモンは骨の”壊し屋ホルモン”、カルシトニンは
    ”作り屋ホルモン”みたいね。そうすると、カルシトニンは骨粗しょう症の薬として使えないの?

 父: すごーい! そのとおりだ。ただ、カルシトニンはペプチド(タンパク質)ホルモンで、
     飲んでも分解されて無効なので、注射薬しかなく、週に1−2回通院が必要だ。

(次回に続く)

今朝はうっすらと積雪、初雪です。
全国的に寒波到来です。
我が家の雪は「陽子の日記」で
紹介しましたが、この写真は目の前の
内大臣の山(目丸の地区)の方に
真っ白く雪をかぶっている様子です。
森先生の「げのむトーク」ちょっと難しく
遠のいてしまいました、ごめんなさい。
でも「体の不思議」本当にすごい事が
自分の体で行われているのですよね。
現在私は「骨粗しょう状症」のお薬を飲ん
でいます。自分の体の一番大切な骨が
こんなにスカスカとは考えてもいませんでした。
「骨形成と骨吸収のバランス」が崩れている
現在です、病気知らずの私でしたが
バランスのとれた食事と運動
それと骨粗しょう状症のお薬とで健康な骨を
取り戻すように行動しています。