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からだの不思議
今からでもからだを大切にしたいとの思いで
森 正敬先生(ハンドルネーム:げのむ様)に
お願いし、「げのむトーク」を連載いたします。
No47
げのむトーク 

骨粗しょう症(2)


 娘: 「骨粗しょう症」は、とくに最近問題になっているけど、どうして?

 父: 骨粗しょう症は大昔からある病気だが、近年寿命が延び、高齢者が増えるに伴って増加している。
     主な原因は、「加齢」に伴って骨量が減少し、骨が変形したり、骨折したりする。
     骨折による強い痛みを伴うことも多いな。日本では1000万人ほどいるといわれている。
     大腿骨の骨折は、いわゆる高齢者の寝たきりにつながり、生活が困難になる。

 娘: それは大問題ね。骨粗しょう症は女性に多いけど、どうして?

 父: 骨粗しょう症のおよそ80%が女性だね。女性では、骨の成長や成熟に「女性ホルモン」が
     重要な働きをしている。「閉経後」は、女性ホルモンの分泌が急激に低下するので、
     骨量が減りやすく、骨粗しょう症になりやすい。さらに、男性に比べて、
     女性はもともと骨量が少ないことも関係している。

 娘: なるほど。では、閉経後におこる骨粗しょう症は、女性ホルモンを投与すればよくなるの?

 父: またまた、そのとおり! 女性ホルモンとして「エストロゲン」がよく用いられる。骨粗しょう症でも、
     原因や種類によって、薬を使い分けることが大切だ。

 娘: 「カルシトニン」と「女性ホルモン」のほかには、どんな薬があるの?

 父: 「カルシウム製剤」や「活性型ビタミンD]が用いられる。「ビスホスホネート」(エチドロネートなど)と
    よばれる薬もよく用いられるが、この薬は破骨細胞の働きを抑え、骨量を増やす働きがある。

 娘: 骨粗しょう症にはなりたくないけど、「予防」にはどうすればいいの?

 父: 次の三つが大切だ。第一に、食事から「カルシウム」と「ビタミンD」をしっかりとること。
     第二に、「適度の日光」を浴びること(浴びすぎないように注意)。
     第三に、「適度の運動」をすること。

 娘: ビタミンDを多く含む食品は聞いたけど(45回)、カルシウムはどんな食品に多く含まれるの?

 父: カルシウムは「牛乳や乳製品」に最も多く、小魚や野菜にも含まれている。ところが、
     カルシウムが小腸から吸収される率が、食品によって異なることが分かっている。
    牛乳や乳製品は約50%、小魚などは約30%、野菜は20%以下といわれている。したがって、
    牛乳や乳製品が最もよい供給源だ。日本人は男女とも不足しがちなので、しっかりとるようにしよう。

 娘: 第三の運動だけど、骨粗しょう症の人が運動すると、骨折の心配があるのではないの?

 父: そのとおりで、骨粗しょう症の人や高齢者は、無理な運動は避ける必要がある。しかし、
    適度に運動して骨に力をかけると、骨が強くなる。寝たきりになると、
    骨量が低下することが分かっているし、宇宙飛行士が無重力状態で運動しないと、
    骨量が減少することが話題になっているね。骨粗しょう症の人の運動は、
    主治医とよく相談することが大切だね。

現在私が病院から頂いているお薬は
「ビスホスホネート」系薬剤だそうです。
このお薬は歯科で虫歯を抜く前に
お薬を飲む事を止められました。
No46で教えて頂いた、「骨芽細胞」と
「破骨細胞」の関係でしょうか?
なかなか治療の跡が治らず、簡単に
思っていた歯科通いに時間がかかりました。
子供たちが家から学校へ通っていた間は
少しでもカルシウムを取らせなければと考え
行動していましたが子供たちが巣立ち、
安心した頃は食事への関心が無くなっていました。