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からだの不思議
今からでもからだを大切にしたいとの思いで
森 正敬先生(ハンドルネーム:げのむ様)に
お願いし、「げのむトーク」を連載いたします。
No48
げのむトーク 

ビタミンEは抗酸化作用を持ち、老化を予防する

 父: 脂溶性ビタミンのAとDに続いて、「ビタミンE]の話をしよう。ビタミンEは
     「トコフェロール」とも呼ばれ、脂溶性ビタミンの一つだ。
    ネズミの不妊を予防するビタミンとして発見されたので、トコ(誕生)フェロ(生む)オール(油)を
    組み合わせて、トコフェロールという名前が付けられた。

 娘: 名前の由来が分かると面白いね。ビタミンEは「若返りビタミン」と
    呼ばれているけど、ほんとに若返りに効くの?

 父: 若返りはちょっとオーバーだけど、「老化を防止」する効果は期待できる。
    以前に「活性酸素」の話をしたけど(第10回)、老化に活性酸素が関与しているのでは
    ないかといわれている。ビタミンEは強い「抗酸化作用」を持ち、活性酸素を消去して、
    老化の予防に働くと期待される。

 娘: 活性酸素は、DNAや脂質やタンパク質などの体に大切な物質を酸化して、
    傷をつけたり壊したりするという話だったね。

 父: そのとおり。DNAに傷がつくと、「がん」を引き起こす可能性があり、
    脂質が酸化されると「過酸化脂質」が生じ、「動脈硬化」を起こして、「生活習慣病」の原因になる。
    だから、ビタミンEは、がんや動脈硬化などを予防することが期待できる。

 娘: 私はビタミンE入りのクリームを使っているけど、いいみたいよ。説明書には、肌の健康を保ち、
     シミやそばかすやしわを防ぐと書いてある。実際に、シミがうすくなったという話をよく聞くよ。

 父: ビタミンEは肌にいいと思う。皮膚に紫外線が当たると、活性酸素が生じて皮膚を傷めるが、
    ビタミンEはこれを防ぐ働きがある。シミは「メラニン」という黒い色素の合成が
    異常に高まって起こるが、ビタミンEはメラニンを分解するのではなく、その合成を抑えるので、
    効果が出るまでには数ヶ月かかるな。

 娘: 抗酸化作用というと、ビタミンAにもビタミンCにもあったよね?

 父: よく覚えているね! 学生は”抗酸化ビタミンはエース(ACE)”と覚えているな。
    この中のビタミンAとEは脂溶性なのに対し、ビタミンCは水溶性で、
    それぞれ異なる物質に対して抗酸化作用を持つので、これらをバランスよくとることが大切だ。

 娘: ビタミンEが欠乏すると、どうなるの?

 父: ビタミンEが欠乏することはまれだが、欠乏すると運動失調や筋力低化など、
    神経・筋症状が出ることが知られている。また、
    動脈硬化や老化のリスクが大きくなり、出産が障害される可能性がある。

 娘: とくに妊娠時には、しっかりとることが大切のようね。ビタミンEはどんな食品に多く含まれているの?

 父: 動物性食品にも植物性食品にも含まれているが、穀類には少ない。とくに多い食品は、
     ラッカセイやアーモンドや大豆などの豆類、小麦胚芽、かぼちゃ、ホウレンソウ、うなぎ、
    はまち、など。脂溶性ビタミンなので、油で調理すると吸収がよくなるよ。

 娘: 逆にとりすぎると、どうなるの?

 父: とりすぎによる障害はほとんど報告されていないが、脂溶性のため体内に蓄積するので、
    過剰摂取は避けるほうが安心だ。食物からとりすぎることはないが、サプリメントは注意が必要だ。

 娘: 話は変わるけど、加工食品の表示を見ていたら、ビタミンEが入っていたよ。

 父: よく気がついたね! ビタミンEとビタミンCは、食品の酸化防止剤としてよく用いられる。
    そのほかに抗酸化剤としてよく用いられる
    「エリソルビン酸」はビタミンC(アスコルビン酸)の異性体だ。

 娘: いろんなところでつながっているね!

年末から季節性インフルエンザを頂き
辛い年賀となりました。
森先生からのトークも47回で滞り
先生、申し訳ありません。
天候が優れないとすぐに風がぶり返します、
日頃の行いの悪さでしょう。
運動不足で体力は弱り、まだ若いつもりの
私も元気が出ません。
グズグズは言っておれません、
収入の元である納豆作りを昨日から始め
みどり大豆が納豆室で醗酵しています。
今回は”ビタミンE”のお話で「老化を防止」
の効果があるのですよね。
私達は少しでも若返りたいのですが
ちょっとからだを壊すと元へ戻るには
時間がかかります、
お互いに健康な体を維持できるように
バランスのとれた食品を摂取しましょうね。
これは私自身に問いかけている
言葉でありました。