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からだの不思議
今からでもからだを大切にしたいとの思いで
森 正敬先生(ハンドルネーム:げのむ様)に
お願いし、「げのむトーク」を連載いたします。
No94
げのむトーク

予防が肝心

 糖尿病シリーズの続きです。

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 娘: 前回の続きだけど、「糖尿病の検査」はどうするの?

 父: 「血糖値」の測定だが、次のような時に測定する。1つは空腹時、つまり朝、
     何も食べないときの血糖値。もう1つは、「グルコース(ぶどう糖)」を飲んだ後の
     血糖値だ。このうちのどちらかでも基準値を超えると、糖尿病と診断される。

 娘: そのほかに最近、ヘモグロビンなんとか?という値が使われるでしょう?

 父: よく知っているね。「ヘモグロビンA1c(HbA1c、ヘモグロビン・エーワンシー)」で、
     「糖化ヘモグロビン」の1つだ。
     HbA1cは、最近の1〜2ヶ月間の血糖値の平均を反映するんだ。

 娘: どうして?

 父: 高血糖が続くと、グルコース(血糖)はヘモグロビンと化学的に結合し、
     血糖値に比例してHbA1cが出来る。ヘモグロビンの寿命は約120日だから、
     最近の血糖値を反映することになる。

 娘: なるほど。それに、血糖が高すぎると、尿中に出るんでしょう?

 父: それで、「糖尿病」という名前がつけられたんだ。血中のグルコースは
     「腎臓の糸球体」でいったんろ過されるが、正常の場合は「尿細管」で完全に
     再吸収され、尿には出ない。しかし、血糖値がある値を超えると、
     グルコースを完全に再吸収できなくなり、尿に出るようになる。
     尿中のグルコースは検査紙で簡単に測ることが出来る。

 娘: 血糖値が高いと言われたら、どうすればいいの?

 父: 糖尿病は最初が肝心だ。医師に相談して、定期的に血糖値の検査を受けよう。
     大切なのは、「食事」や「運動」など「生活習慣」の指導を受け、
     それをしっかり守ることだ。

 娘: では、「予防」するにはどうすればいいの?

 父: まず、「肥満」になると糖尿病になりやすいので、肥満を防ぐこと。

 娘: 「肥満」かどうかは、どうして調べるの?

 父: 「BMI(ボディ・マス・インデックス)」が用いられる。
     BMIは体重(kg)を身長(m)の2乗で割った値だ。

 娘: それで、肥満の基準はいくらなの?

 父: 「18.5未満が低体重、18.5以上で25未満が普通体重、25以上が肥満」とされる。        BMIが22の時が最も病気が少ないと言われている。しかしごく最近、
     BMIが25くらいが最も寿命が長いという報告もあるな。

 娘: 肥満はよくないけど、「低体重」もよくないんでしょう?

 父: すごく大切なポイントだ。痩せ過ぎると活力がなくなり、病気になりやすい。
     女性の過度の「ダイエット」は健康にも美容にもよくない。適度の「皮下脂肪」は、
     女性の「健康美」に必要不可欠だな。

 娘: 肥満の予防に戻るけど、生活習慣はどんな点に気をつければいいの?

 父: 予防法の柱は、「バランスのよい食事」と「適度の運動」だ。食事は、甘いものや
     脂っぽいものを食べ過ぎないこと、野菜を十分にとること、料理は薄味にすること、
     3食を決まった時間にゆっくり食べること、などだ。

 娘: 糖尿病の予防には、肥満を防ぐほかに、気をつけることは?

 父: 「喫煙しない」こと、「お酒は適度」にすること、「睡眠を十分とる」こと、
     「規則的な生活」をすること、「ストレスをうまく解消」すること、などかな。

 娘: では、糖尿病が進行したらどうすればいいの?

 (次回に続く)


早朝、散歩する人
健康診断を受ける時には
必ず夜の8:00以降は食事を
取らず朝食も抜いて来て下さいと
言われ、受診していましたよね。
色々な検査には空腹時の値が必要なのは
理解していましたが森先生の様に
この様にお話して頂くと
とても分かりやすく、肥満の予防と
生活習慣の注意点を再確認しました。
私は睡眠時間が少ないのが
一番の問題点と言う事が分かり
難しいのですが睡眠の時間を6時間は
取るよう努力しています。